立ちくらみや倦怠感といった、貧血の症状に悩む女性は非常に多いです。その多くが、まず内科を受診し、鉄剤を処方されて症状が一時的に改善するものの、しばらくするとまた同じ症状を繰り返す、というサイクルに陥っているかもしれません。その終わりのない不調の根本原因は、実は、内科の領域ではなく、「婦人科」の領域に隠されている可能性が非常に高いのです。女性が貧血になりやすい最大の理由は、毎月の「月経」による定期的な出血です。特に、経血の量が異常に多い「過多月経」は、鉄欠乏性貧血の、最も一般的な原因の一つです。しかし、多くの女性は、自分の月経量が正常なのか、異常なのかを、客観的に判断する機会がありません。「昔からずっとこの量だったから」「周りの友達も同じようなものだろう」と、長年にわたって、慢性的な鉄不足の状態を、当たり前のものとして受け入れてしまっているのです。過多月経の具体的な目安としては、「昼間でも夜用のナプキンを使わないと漏れてしまう」「一時間も経たずにナプキンを交換する必要がある」「レバーのような、大きな血の塊が混じる」といった症状が挙げられます。そして、この過多月経の背後には、「子宮筋腫」や「子宮内膜症」「子宮腺筋症」といった、治療が必要な婦人科系の病気が隠れていることが、決して少なくありません。これらの病気は、月経血の量を増やすだけでなく、激しい月経痛や、不正出血、不妊の原因ともなり得ます。内科でいくら鉄剤を補給しても、それは、穴の開いたバケツに、水を注ぎ続けているようなものです。根本原因である婦人科の病気を治療し、出血量をコントロールしない限り、貧血は何度でも再発します。もし、あなたが貧血の症状と同時に、月経に関する何らかの悩み(量が多い、痛みがひどい、周期が不順など)を抱えているのであれば、最初から「婦人科」を受診するというのが、実は最も賢明で、効率的な選択肢と言えるでしょう。婦人科では、貧血の治療と同時に、その原因となっている病気の診断と治療を、ワンストップで行うことができます。あなたの長年の不調は、もしかしたら、婦人科で解決の糸口が見つかるかもしれません。
女性の貧血は婦人科という選択肢も