毎月やってくる生理痛が重く、日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、産婦人科への受診をためらっている方は少なくありません。その最大の理由は、診察室の扉の向こうで一体何をされるのか分からないという不安にあるでしょう。初めて病院を訪れる際、まずは受付で問診票を記入することから始まります。ここには初潮の年齢や生理周期、直近の生理がいつ始まったか、そして最も悩んでいる痛みの程度や随伴症状について詳しく記載します。次に医師による問診が行われますが、これはカーテン越しではなく対面で行われるのが一般的です。医師はあなたの悩みを丁寧に聞き取り、痛みの原因がどこにあるのかを探るためのヒントを集めます。この際、性交渉の経験の有無を確認されることがありますが、これは検査方法を選択するための重要な判断基準となります。性交渉の経験がない方の場合は、お腹の上から器具を当てる腹部エコー検査が優先され、無理に経膣的な検査を行うことはありません。診察の後半では、必要に応じて超音波検査が行われます。これにより、子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が隠れていないか、卵巣が腫れていないかを確認します。内診台に上がることに抵抗を感じる方も多いですが、最近の医療機関では患者のプライバシーに最大限配慮し、下半身が隠れるようなバスタオルやカーテンを用意しているところがほとんどです。検査自体は数分で終わり、痛みを感じることも少ないため、過度に緊張する必要はありません。最終的に、検査結果に基づいて鎮痛剤の適切な飲み方や、低用量ピルを用いた治療、漢方薬の処方などが提案されます。産婦人科は単に病気を見つける場所ではなく、あなたが抱える毎月の苦痛を軽減し、生活の質を向上させるためのパートナーです。まずは相談だけという気持ちで受診することが、健康な未来への大きな一歩となります。
生理痛で初めて産婦人科を受診する際の流れと診察内容