ある日の朝、目が覚めた瞬間に世界が激しく回転し始めたときの恐怖は、今思い出しても背筋が凍るような経験でした。天井が洗濯機の中にいるようにぐるぐると回り、激しい吐き気で一歩も動くことができず、私は自分が何か重大な脳の病気にかかったのではないかと本気で覚悟しました。這うようにして電話を手に取り、家族に助けを求めましたが、その時に最初に頭に浮かんだのは脳神経外科の文字でした。しかし、救急車を呼ぶべきか迷っている最中に、ふと右耳が水の中にいるような、ツーンとした閉塞感に包まれていることに気づきました。その数分後、激しいめまいの中にキーンという高い耳鳴りが混ざり始め、私は直感的にこれは耳の異常かもしれないと感じたのです。結果として、私は近所の総合病院にある耳鼻咽喉科を受診することになりました。診察室で医師に「メニエール病の疑いがありますね」と言われたとき、初めてその病名が自分事として胸に突き刺さりました。何科を受診すべきかという迷いよりも、この恐ろしい回転がいつまた来るかわからない不安の方が大きかったのですが、先生は丁寧に内耳の仕組みを説明してくれました。検査では、防音室に入って小さな音を聴き取る聴力検査や、暗い部屋で目の動きを観察する眼振検査が行われ、私の右耳の低音が著しく低下していることが数値で示されました。処方されたのは、イソバイドという非常に苦い液状の利尿剤と、いくつかの内服薬でした。治療を始めて数日、あんなに重苦しかった耳の詰まりが少しずつ解消され、めまいの予感も薄れていくのを感じて、ようやく私は人心地つくことができました。この体験を通じて痛感したのは、めまいという症状には必ず震源地があり、それが耳である場合には耳鼻咽喉科というスペシャリストの助けが絶対に必要だということです。もし私がめまいだけを理由に内科で様子を見ていたら、大切な聴力を失っていたかもしれません。メニエール病は何科かという問いの答えは、自分の症状をいかに客観的に観察できるかにかかっています。今、暗い部屋でめまいに耐えながらスマホを検索している方がいたら、伝えたいです。耳の聞こえ方に少しでも違和感があるなら、迷わず耳鼻科へ行ってください。そこには、あなたの不安を科学の力で取り除いてくれる確かな診断と、明日への希望が必ず用意されています。
突然のめまいに襲われた私が耳鼻科へ行くまで